心理カウンセリングの勉強を始めて良かったことの1つに、自己分析をしてセルフカウンセリングが出来るようになったことがあります。
鬱状態の時は、物事を考えすぎて、脳がオーバーヒートしている感じで、眠りがとても浅く、3時間おきくらいに目が覚めてしまい、日中もずっと疲れている感じでした。
考えても考えても、いくつもの悩みがぐるぐる回っているだけで何も解決しなくて、何時間もソファに座っていることもありました。
気が付くと夕方になっていて、その日1日何も出来なかった自分に対して、「ダメ人間だ」とまた落ち込んでいました。
夕方はとても淋しくて、夕日が沈むころが自分の中の落ち込み時間のピークだった気がします。
友達に電話して話を聞いて貰いたいけど、たぶん忙しいだろうから悪いかな?とか、変に気を使っていたような気もします。
気分は落ち込んでいるのに、夫が帰宅して「1日中家に居たのに夕飯の用意してないのか」とか、「家に居るなら洗濯物くらい畳んで置けよ」とか言われると、頭の中がプチッと切れて「私だって大変なんだから!」と、夫に対して激ギレしながら泣いていた気がします。
それを約25年経って自己分析するとこうです。
3時間おきに目が覚めてしまう状態では、ほぼうつ病にかかっていますので、まず悩みの原因を探る必要があります。
例えば、眠れない原因として彼にフラれたばかりで携帯電話が気になって寝られない方もいるでしょう。会社の上司や同僚との人間関係のトラブルが原因の方もいるでしょう。
私の場合は産後うつで、3時間おきの授乳に体力が付いていけなかった点とホルモンバランスの崩れなどがあげられます。そういった眠れない悩みの元々を探し出せば良いわけです。
私が友人に電話しようと考えていたのも良いことです。女性は誰かに悩みを聴いてもらうことである程度、問題に対する自己解決が出来ます。信頼の置ける友人に悩みを聴いて貰えれば、話すだけでかなりスッキリします。
ただ、うつ状態の時は、「こんなことを話したら迷惑ではないか?嫌われてしまうのではないか?」という不安から話せないかも知れません。
夕方に憂鬱になって落ち込んでいたのは、実は落ち込んでいない場合があります。うつの仮面を被って、自分の不甲斐なさにダメだダメだと落ち込みながら、実は心の中ではメラメラと周囲の人を攻撃している可能性があるのです。
うつの仮面の下で「私がこんなに苦しいのは、育児を手伝ってくれない夫のせいだ」と思っていたのかも知れません。だから、夫から「家に居たのに家事をやっていないじゃないか!」と指摘された時に、逆切れしていたのでは無いでしょうか。
うつの時は、「こんなにつらい自分を誰かに気が付いてほしい」不安な気持ちと、「私をこんなに苦しめているのは夫なんだ!」と言う攻撃的な気持ちが複雑にからまっているような気がします。
25年前は悩み過ぎて産後うつになりましたが、今はセルフカウンセリングが出来るのでうつになることはありません。ストレスが溜まらない考え方が身に着いたので生きるのがとても楽になりました。
考え方を変えるだけで物事はずっと楽に進む場合があります。心理カウンセリングだけでも産後うつは治ります。どうしても自分では上手くいかない場合は、電話でご相談ください。