最近、恋愛について勉強を始めました。恋愛についての相談は今まで受けたことが無かったので、心理カウンセリングとしては全く興味が無かった分野なのです。
自分の子どもたちが結婚適齢期に入って来たので結婚カウンセラーのカウンセリングを少し勉強してみることにしました。
結婚カウンセラーと心理カウンセラーについて言えば、言葉的にはどちらもカウンセラーなので似ているように感じるかも知れないのですが、仕事の内容は全く違います。
心理カウンセリングでは、「他人は変えられない。でも自分は変わることが出来る」というのが基本ですが、結婚カウンセラーが相談を受ける結婚相談所に入会してくる人は、「結婚相手に対する条件は変えたくないし、自分も変わりたくない人」真剣に悩んでいない人が多いように思います。
また、結婚相談所は「自分は結婚したくないけど親が結婚しろとか、孫が見たいとうるさいから親に泣きつかれてしぶしぶ入会する人」が多いのです。
イメージ的には、大金を払うんだから自分は何にもしなくても、若くて献身的な女性を直ぐに紹介してもらえるだろうと威圧的なタイプか、受け身で何も行動しない(ひたすらマッチング結果の電話を待っている)、変わろうとしないタイプの男性が目立ちます。
仮に結婚相談所で紹介された人と30歳で結婚するとしたら、そこから残りの人生の50年近くを一緒に過ごす人を大恋愛を経過しないで自己申告されたデータだけで決める訳ですから、将来的に大丈夫なのかな?って不安になります。
世の中には、街角でナンパされて結婚して結婚生活が上手くいっている人もたくさんいますし、昔のご近所のお節介おばさんに無理やりお見合い写真を見せられて押し切られて結婚したけれど、おしどり夫婦のように仲の良いおじいちゃんおばあちゃんもいます。
お見合い結婚と恋愛結婚の違いは、出会いのきっかけを作る場所が違うだけだと思います。
婚活を始めてみたけど、中々結婚まで進まない方も沢山います。お見合いをしても恋愛が始まらなければ結婚には結びつきません。
舞踏会に出席するだけで無く、王子様と踊ってガラスの靴を置いてくるチャンスをしっかり残さなければ(婚活パーティに出たけれど誰とも話せずお茶ばかり飲んでいても)「白馬の王子さま」は何年待っても貴女を探しには来てくれないのです。
現代ではそのチャンスを作れる場所が「舞踏会」ではなく、「婚活パーティ」だったり「合コンパーティ」だったりするのかなと思います。
意外なのが、「元彼に好きな女性が出来てあっさり振られました!」などの大失恋をした女性の方が、次に付き合った彼と3か月くらいの交際期間で、あっさり結婚が決まることが多いのです。おそらく異性を情熱的に愛せる人の方が脳が恋愛に向いているからではないでしょうか?
恋愛ベタな消極的な男女をどうやったら恋愛脳に持っていくのか・・・その辺をもっと研究したいと思います。