春は太陽光でカウンセラー要らず

人は誰でも桜の花が咲くころになると自然と新しいことを始めてみたくなります。水泳やピアノ教室に通い始めるなど、新しい習い事や資格試験の勉強などを始めたくなるのは、いつも新学期を迎える春ではなかったでしょうか?

これは太陽から出ている紫外線や赤外線の影響です。太陽光には、可視光線、紫外線、赤外線の3種類がありますが、春から夏にかけて地球に届く紫外線や赤外線の量が徐々に増えていきます。

赤外線には体を温める効果があり、血流を改善します。血流が良くなることで基礎代謝が上がるので気持ち的に若く元気になり、何か新しいことに挑戦したくなるのではないでしょうか。

赤外線は3種類に分かれていて、日常生活の様々なところで使われています。近赤外線は、赤外線カメラやテレビのリモコンに、中赤外線は医療現場のレーザーメスなどに、遠赤外線はオーブントースターや電気ストーブなどの暖房器具で利用されていて物を熱で温める効果があります。

女性の方は、紫外線を浴びると皮膚のコラーゲンにダメージを与えて、シミやしわの原因となることをご存知だと思います。最近は、紫外線同様に赤外線もお肌に悪影響をもたらすと言われていますので、春から夏にかけての日焼け止めは必須になります。

紫外線と聞くと肌の老化などのデメリットばかり思い浮かべがちですが、メリットもあります。通学や散歩などで午前中の紫外線が肌にあたることによってビタミンDを生成することができます。ビタミンDは成人病の予防やカルシウムを吸収して骨を丈夫にする効果があります。骨が丈夫だと老化を防ぐことができるので適量の紫外線は、アンチエイジングになるのです。

例えば午前中に散歩をすると、脳内の神経伝達物質として働くセロトニンが生成されます。セロトニンが増えると睡眠障害や気分障害などが改善されるほか、「やる気ホルモン」と言われているドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールしてくれる効果があり、精神を安定させることができるので、その日1日は、気分よく生活することが出来るでしょう。

うつ病をお持ちの方の中には、途中覚醒があるので朝起きても疲れがまったく取れていないと悩んでいる方が多くいらっしゃいます。朝の7時に太陽光にあたると約15時間後の夜の10時にメラトニンと言うホルモンが分泌され始めるので、ぐっすり眠ることが出来るでしょう。

春にウォーキングを始めれば気分よく、健康に生活できるようになるでしょう。悩みも無くなって心理カウンセラー要らずで、一石二鳥ですね。