大学4年生のお子さんをお持ちのご家庭は既にご存知だと思いますが、6月1日は就活解禁日です。大企業のほとんどは、6月1日から面接選考が始まります。
ですが、先日のニュースでは既に4割の学生が内定を貰っているとか・・・
なんで??って思いますよね。
事業所の規模とか、総合職とか、一般職とか、職種によっても内定の出る時期は異なります。
なのでお母さんは、「どうしてあなたは内定が貰えないの?」とか、「〇〇ちゃんは、もう就職先が決まったそうよ」とか、言わないでください。
お子さんが「めちゃくちゃ落ち込む」か、「もう働かない!」とか言い出すかも知れません。
親戚に就職の口利きをお願いするとか、世話を焼くのもやめた方が良いです。働いてみたらブラックだったが、紹介してくれた人の手前、辞められないなんて話も良くあります。
もしお子さんが、「他に内定を貰えなかったから好きな仕事じゃないけど、仕方ないから働くよ」と言ったら止めてあげてください。ストレスが溜まって数年で転職したり、ひどい場合はうつ病などで働けなくなるケースもあります。
就職前にメンタル面でマイナスからスタートすると負のスパイラルに陥る場合があります。
仮に好きな職業に就職できた場合、「先輩、凄いな!なんでこんな事が出来るんだ?かっこいいな」こんな風に感じるのに対し、まったく興味が無い職業だと「なんで自分がこんな事やらなきゃならないの?マニュアルを読んでも覚えられないよ。自分ばかり残業を押し付けられて嫌だ」と、これくらい気持ちが違います。
2~3年後に大学の友達と会って、休日とお給料を聞いて転職したくなるかも知れません。しかし転職後の会社ではまた1からスタートで、自分よりずっと年下の先輩に仕事を教えていただく事になります。
「大学を卒業するから仕方なく働く」のではなく、本人が「自分は働きたいんだ(意思)」や「働いて家から出たい(目的)」などを持たないと、仕事を強制されている感覚が強くなってストレスが溜まり、五月病にかかりやすくなります。
お子さんが就職うつになっているのだったら、企業に就職するだけではなく休学や大学院、海外留学、資格専門学校なども視野に入れて下さい。
学生が社会人になるのは、雛鳥が初めて飛び立つくらい勇気のいる行動だと思います。「ほら!早く飛びなさい!みんな飛んでるわよ!」って言われたらどうですか?
飛び立つ時期は、自分で決めさせてあげてくださいね。