お子さんがもう就活をしないと言い出したら

6月1日の就職解禁日からあっと言う間に3週間経ってしまいました。

お子さんが就活に疲れ果てて「もう就活しない!」とか「もう学校に行かない!と言い出して困っています」という声をお母さま方から聞くようになりました。

今1番苦しいのは、もちろん就活中のお子さんです。「話しかけないで!」と言って不機嫌になるお子さんもいれば、就活をあきらめて部屋にこもりがちになるお子さんもいるのではないでしょうか。

現代の就職うつにかかる学生の割合は、7人に1人だそうです。15%と考えるとADHDの子どもの2倍以上になります。ここまで多いとほぼ、社会現象のように感じてしまいます。

慣れないスーツに身を包み、疲れ果てて帰って来るお子さんを見て、どんな言葉をかけたら良いのか判らず、ハラハラされているお母さんの気持ちは良くわかります。

お子さんが下宿をしているのでまったく様子が分からないと言う場合は、思い切って就職に関するすべてをお子さんに任せてしまえます。下宿先へ頻繁に電話をかけて状況を尋ねるのは止めて「就職が決まったら連絡してね」とだけお願いしておいて「冬くらいには連絡が来るだろう」と思って、お子さんを信じてゆっくり構えていて下さい。

うちの子も「もしかしたら就活うつ」かも・・・と思ったら食事内容に注目してください。

就活うつだけでなく、うつの時全般に言える事なのですが、食事量が変化します。

ポテトチップスやチョコレート、ケーキのような手軽に食べられて高カロリーの食品や炭酸飲料、コーヒーなどを大量に食べたくなります。帰り道にコンビニでお菓子を大量に買って帰るようになったら、注意が必要です。

コーヒーに含まれているカフェインには常習性があります。イライラするからコーヒーを飲みたくなるのですが、コーヒーのカフェインで眠りが浅くなります。

夜眠れなかったり、3時間くらいで眠りから覚めてしまい、1度起きたらなかなか寝付けないなどの症状は、うつの人に見られるものです。

もしお子さんが眠れないなどの症状を訴えたら心療内科を受診するか、カウンセリングを受けるようにして、お母さんからの就活に対する発言は控えた方が良いかもしれません。

睡眠とメンタルの2方向から働きかければ、きっと元の元気なお子さんに戻れますよ。